54歳の誕生日に一念発起してランニングを始めました。医師になってからの30年間、忙しさにかまけて運動らしい運動を何もせず、徐々にメタボ体型に移行する自分の姿を見て、「このままじゃまずい」と焦ったからです。ランニングを選んだ理由は、すぐに始められる、一人でできる、いつでもできる、どこでもできる、大した用具が要らない、といった安直なものでした。もし三日坊主で終わったら別の運動を考えればいいやと気軽に始めたのですが、これが自分の体質と気質にぴったりはまったようで、以来11年間ずっと走り続けて今日に至っています。