2022年6月24日

インフルエンザの流行 今年はどうなる?

 新型コロナウイルス感染症の流行が2020年の初頭に始まって以来、インフルエンザは鳴りを潜めたままです。当院においても20203月を最後に、インフルエンザの患者さんを一人も診ていません。インフルエンザが激減している理由として、(1) マスクや手洗いなど感染予防対策が徹底されている、(2) 国際的な交流が減って海外からの持ち込みがなくなった、(3) 異なるウイルス同士で感染を阻害する「ウイルス干渉」があった、などが考えられています。過去2年間インフルエンザが流行しなかったことは喜ばしいですが、その反面として、免疫の保有率が大幅に低下していることが懸念されます。