2012年12月24日

漢方医学の子どもへの応用

 漢方医学と聞いて、皆さんは何をお考えになるでしょうか。「何となく効きそうだ」という肯定派から、「科学的な裏づけはあるの?」という懐疑派まで、さまざまなイメージがあると推察します。漢方薬は、小児科領域で使用される頻度はまだ高くありませんが、有効性と安全性に関する評価はほぼ固まっています。西洋医学でこれといった切り札がない病気に対して、漢方医学はとても重宝します。西洋医学のアプローチを主軸にしつつ、カバーできない部分を漢方医学で補完する、というのが当院の基本方針です。