2017年2月11日

幼児の便秘 〜 排便習慣は大切です 〜

 便秘とは「便が腸内に滞って、出にくい状態」です。排便が週3回より少なかったり、排便時に痛みや出血を伴ったりすれば、便秘といえます。排便時に苦痛を感じると、子どもは排便を我慢して回避しようとします。便が腸内に滞ると水分が吸収されて硬くなり、排便時の苦痛がさらに増します。すると排便をますます我慢するようになります。便が常に溜まった状態になると腸管が拡張し、便意を感じる神経が鈍ります。そして便はさらに大量に腸内に溜まります。こうして便秘は悪循環していきます。幼児期に便秘を生じると、約4割が学齢期になっても便秘に悩まされ続けます。できるだけ早い時期の対処が望まれます。