2007年9月3日

子どもの薬の話(再び)

 前々回のコラム「細菌の逆襲」で、抗生物質を必要としない(あるいは効かない)場面にまで薬が安易に使われている実情と、その結果として耐性菌が猛烈な勢いで増えている危機的状況をお伝えしました。わが国の小児医療の一部において、抗生物質のほかにも薬の使い過ぎがしばしば目につきます。いくつかの実例を紹介して問題点を探ってみましょう。