2019年4月19日

子宮頸がん予防ワクチンの現在

 子宮頸がんは女性特有のがんとして乳がんに次いで多く、日本では毎年約1万人が発症し、約2900人が死亡しています。特に若い年代(20〜40歳)に起こりやすく、結婚や妊娠・出産を迎える年代にとって大きな脅威になっています。過去10年間の年齢調整死亡率は9.6%上昇しており、他の主要な五大がん(肝臓、胃、大腸、肺、乳がん)の死亡率が低下または横這いであるのに対し、子宮頸がんだけは今なお上昇を続けています。