2025年11月19日

インフルエンザの早期流行とワクチンの重要性

 インフルエンザが異例の早さで流行入りしました。2025年第45週(1139日)の時点で、神奈川県における1医療機関あたり1週間のインフルエンザ患者数は36.57人です。流行入りの目安が週間に1人、注意報レベルが週間に10人、警報レベルが週間に30人ですから、すでに警報レベルを超えています。神奈川県で11月に「流行警報」が発令されるのは、新型インフルエンザ(A/H1N1)が初めて現れた2009年以来16年ぶりです。当院でも10月初旬から感染者が徐々に増え始め、11月に入って急増し、直近の第46週(111016日)の1週間で100人を超えました。現在、大和市の複数の小中学校と高校で学級閉鎖が相次いでいます。当初は学童・生徒(小中高校生)が流行の中心でしたが、第45週あたりから幼児(保育園・幼稚園児)にも感染者が増えていて、今後さらなる流行の拡大が懸念される状況です。