四月から入園を迎える皆様、おめでとうございます。新しい生活を始めるにあたり、親子共々に期待と不安が交錯する日々であろうと推察いたします。
入園後間もなく、しばしば熱を出したり、咳が止まらなかったり、いつも鼻水を垂らしていたり … 風邪をひいてばっかり。「うちの子、こんなに弱かったかしら?」という状況が訪れますが、これはごく普通のこと。集団生活に入ると、これまでの家庭生活と比べものにならないほど、多種多様の病原体と遭遇します。風邪を引き起こすウイルスは約200種類あるといわれます。熱も咳も鼻水も、子どもが病原体と闘っている証です。一つ一つの風邪を乗り越えることによって、子どもはそれぞれの病原体に対する免疫を獲得し、次第に丈夫な身体になっていきます。